ワンルームを売却する時、どうやって金額が決まると思いますか?
ワンルームを売却する時の基本的なパターン で書きましたが銀行の評価によって買取金額を査定します。
では銀行の評価はどうやって決まるのか?
それが「ネット利回り」です。
実質利回りとも言います。
様々な経費を引いて手取収入から逆算して価格を出す方法です。
ワンルームマンションの場合、すごくシンプルです。例をあげると以下のようになります。
月額賃料 | 95,000円 |
---|---|
管理費 | 7,000円 |
修繕積立金 | 4,000円 |
手取賃料 | 84,000円 |
年間手取賃料 | 1,008,000円 |
このマンションは年間1,008,000円の収益が取れる収益物件です。
この収益から利回りで逆算して価格を出します。
この時に使う利回りは物件の場所・築年数・広さ・総戸数・等によって決まります。
場所が良いほど、築年数が新しいほど利回りは低くなります。
都内23区で築20年以内、最寄駅徒歩10分以内だと大体4.0%~4.5%くらいに収まります。
仮にこの物件がネット利回り4.0%の評価が出たとすると価格は2,520万円となります。
金融機関によって多少変わりますが大体こんなもんです。
サンタメ業者は2,520万円で再販できる事を理解しています。
あとはいくらで買い取るかだけです。
業者によって様々ですが利益を100万~700万くらい乗せて再販してる印象です。
大手のワンルーム再販業者なんかは利益が少なくても数を売りたいという考えの業者もあります。
評価は一定ですので、あとは業者の利益との関係で買取価格が変わります。
買取価格 | サンタメ業者の利益 | 再販価格 |
---|---|---|
2,420万円 | 100万円 | 2,520万円 |
2,220万円 | 300万円 | 2,520万円 |
2020万円 | 500万円 | 2,520万円 |
1,820万円 | 700万円 | 2,520万円 |
同じ物件でも査定額が変わる理由はこういう事です。
買い叩かれてるかもと思ったら一度査定に出してみてください。
ご自身が所有の物件はどれくらいの金額で取引できるのか、一度確認してみてはいかがでしょうか?